山梨のワイン造り ブドウ栽培の今!#13

こんにちは。

醸造課の清水です。

3月末から暖かい日が続き、満開の桜も見られる陽気となった山梨県でしたが・・・。

三寒四温とでも言うのでしょうか、4月に入ってからというものの、寒さも戻り・・・。

 

そんな気温の変化も感じる2019年4月。

今回のブログはモンデ酒造の自社畑、中央市・豊富畑の写真からご紹介します。


(中央市 豊富畑 4月2日撮影)

こちらで栽培しているのは、『ヤマ・ソービニオン』。

ご覧のとおり、ふっくらと芽が出てきました!

とても乾燥した冬となり、うまく水分を吸上げることが出来ず、芽吹きが悪くなってしまうかと少し心配しましたが、芽がフサフサ、ぷっくりしてきて、例年通りの芽吹きとなり、一安心。

今年も順調に育ち、ブドウシーズンの訪れを感じます。

 

そして、標高およそ800mにある山梨市・牧丘畑。

『メルロー』を栽培する畑の脇で、ひょっこりと顔を出したのは、つくし・・・。

広大な畑での日々の作業は、五感全体で、四季を感じることが出来ます。

そんな、春到来をひしひしと感じながら、メルロー畑のすぐ下の方へ目をやると・・・。

そこには、大きな重機が!

行なわれていたのは、長年にわたって生い茂った、根の深い雑草を根こそぎ掘り起こす工事です。

がちがちに固まった土地を根っこからかき回し、耕うんすることで、土に空気を入れブドウ苗の根の張りを良くします。

実は、モンデ酒造ではお客さまからのニーズの高まりもあり、山梨市の牧丘畑を、これまでの約2倍の面積に拡張することとなりました。

こちらの畑はとても日当たりが良いため、糖度が高く、色づきの良いブドウの収穫が期待できることから、ここ牧丘に新たな畑を構えることとなりました。

新たに開墾したのは、およそ3反の土地。

3月下旬には早速、ブドウ苗の植え付けを行いました。

 

そして、整地作業も終わった3月下旬、モンデ酒造に届いたのはたくさんの苗。

シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーなど、その数462本。

植える際には、根の伸びが良くなるよう、根っこの先を少し切り・・・

効率よく水分を吸い上げ、放射状に、根が良く張るよう穴を丸く堀り・・・

丁寧に植えていきます。

また、ソーヴィニヨン・ブランには、品種特有の香りが出るように特に念入りに、肥料を検討し散布。

窒素分を土壌に加えることで、グレープフルーツ、パッションフルーツのような独特な香りをもたらします。

この地域ではどの品種が的確なのか、またどのようなタイプのブドウが出来るのか、ワクワクしながらの植え付け作業となりました。

モンデ酒造では、白ワイン、赤ワインともに、これまで自社畑では栽培していなかった、新たな品種の栽培に着手。

大事に大事に、育てていきますので、ぜひぜひご期待ください!

 

最後に、新元号が『令和』となることが発表され、新しい時代の幕開けとなる2019年。

モンデ酒造醸造課でも新たに、新入社員2名を迎え、新体制がスタート。

会社のすぐご近所の神社をお借りし、“歓迎会”という名の花見をしました。

花より団子ということで、寿司、とんかつ、チーズ、バゲットなどなど、魚・肉をお供に乾杯。

通常は醸造課の飲み会は、どの食事にどんなワインが合うのか等々をみんなで検討したりするわけですが、この日ばかりは無礼講。

花見、アウトドアには最適のプティモンテリアシリーズの缶ワインをグビグビ飲みながら、ワイン談義に花を咲かせました。でも結局、気付いたらワインと食事とのマリアージュ談義にも花が咲きました・・・。

人気商品の「メルロ&ブラッククィーン」も食事との相性バッチリでした。

https://www.monde-wine.jp/SHOP/1004353.html

 

そして、最後の最後にお知らせです。

今年も、「ワインツーリズムやまなし2019・春 桃の里笛吹市」が開催されます。

春の開催は、2019.4.7(sun)です。

モンデ酒造でも、例年同様に様々な企画をご用意し、皆様のお越しをお待ちしております!!

昨年の秋のワインツーリズムでも、たくさんの皆様にご来場いただきました。

ぜひ、この春のワインツーリズムもお楽しみにしてください。


(詳細はコチラ ⇒ http://www.yamanashiwine.com/event/

 

このブログも、皆様に応援していただき1年間通してモンデ酒造醸造課の今をお伝えしてきました。

本当にありがとうございました!

これからも、ワイン・ブドウづくりを新人の目線で、お客様の立場にたったブログを発信していきたいと思います。将来的にはこのブログが、モンデ酒造の歩んできた道標となるようなものになっていければと考えています。引き続き応援の程宜しくお願い致します!

以上、今回も読んで頂きましてありがとうございました。

 

醸造課 清水