山梨のワイン造り ブドウ栽培の今!#6
こんにちは。モンデ酒造の醸造課 清水です。
早いもので、第6回を迎えたこのブログ。
今回はモンデ酒造「2018年 ワインの初仕込み」についてご紹介します。
今月6日、ついに初仕込みの日を迎えたモンデ酒造。
「美味しいワイン、造るぞー、カンパーイ」的な毎年恒例というセレモニーをもって、2018年もワイン造りが始まりました。
まず、今年1発目のブドウは、『デラウェア』!
会社のある笛吹市のお隣、甲府市から収穫したのは、およそ4.5トンのブドウ!ズラリと、醸造場内へ運ばれます。
コチラ黄色い箱で450箱!もちろん、ここに写っているのはほんの一部です。
例年より、2週間ほど早く熟成している今年のブドウ。
この時期に収穫できるデラウェア種は、通称“ごましお”と言って、着色が半分程度のブドウです。
一瞬、未熟品?と思いがちですが・・・。いやいや!この時期のブドウは『酸』を大事にするため少し早採りなんです。このあと、どんどん甘さの強いブドウが収穫されるため、フレッシュさが特徴のデラウェア新酒はこうやって平均化してワイン造りを行っています。
さて、話を今年初めての仕込みに戻します・・・。
仕込み前日・・・。デッカイ機械を、醸造課みんなで、絶妙なポジショニングに配置。
これら、大がかりの機械を使っての仕込みがついに、始まりました!!
まず、これら機械を簡単に説明します。
①ブドウを運ぶコンベア
②ブドウの実と梗(こう)を分ける機械
(ちなみに、梗(こう)とはブドウの粒がついている小さな枝の事です。)
③ブドウの実から果汁を搾る機械
そして次に、簡単に流れを説明しますと・・・。
まずはひたすら4.5トンのブドウをコンベアに流していきます。
次に、ブドウの実と梗(こう)に分けます。
この緑色の海ブドウみたいなのが、梗(こう)です!
うま~く、実だけはずれていきます。
そして、分けられたブドウの実を、しっかり圧縮し、ギュッと搾ります。
すると・・・今年一番搾りのデラウェアの果汁、出来上がりです!
早速、ワイングラスに入れて味見をします・・・。
なるほど、こういう味ですか。
甘味はもちろん、フレッシュ感たっぷりの味わい。
現在、このデラウェア果汁をタンクに入れ、絶賛発酵中!
順調です。とても楽しみです。絶対おいしいです。早く飲みたいです。
9月の初旬に発売予定となっています。乞うご期待です。
これから、どんどんワインの仕込みが始まっていきます!
ブドウもどんどん色づき、成長します!!
いろんな情報をご紹介していきたいと思いますので、引き続きお願い致します!!
今回もブログをご覧くださり、ありがとうございました。
醸造課 清水