山梨のワイン造り ブドウ栽培の今!#3

こんにちは。モンデ酒造の醸造課 清水です。

今回で3回目の更新となったこのブログ。先日、社内で嬉しい話を聞きました!

モンデ酒造の通販(http://www.monde-wine.jp/)で商品をご購入いただいお客様より、ブログをお褒めいただくコメントが届いたと・・・。

少々長いにもかかわらず、読んで頂きまして、ありがとうございます。励みになります。

これからも、ワイン醸造やブドウの栽培の今!をわかりやすく、ご紹介していきます。

簡潔に書くように留意しますので、今後ともよろしくお願い致します!!

 

さて、まだ5月・6月なのに真夏日をたたき出している山梨県内ですが・・・。

まずは、甲府盆地の最南端にある豊富(とよとみ)の自社畑をご紹介。

(撮影:6月1日 中央市豊富)

 

ここで育てているのは、ヤマソービニオンのブドウ。

お天気のせいもあってか成長も早く、元気にグーンっと順調に成長中です!

(自社畑の詳細は第1回目ブログをご覧ください!)
#1ブログ⇒https://www.mondewinery.co.jp/wp/blog/brewing20180509_382/

ブドウの房も大きくなりはじめ、シーズンの到来を感じる今日この頃。

今回は、『房づくり』という作業についてご紹介します。

 

【『房づくり』とは?】

成長してきたブドウの房が大きくなりすぎぬよう、ハサミでテキトーではなく“適当”なナイスなサイズにそろえていく作業。

モンデ酒造では主に、ベーリーAの房づくりを重点的に行いました。これがまた超絶に地道で細かく、難しこと・・・。

この作業では、醸造課だけでなく、『売店の売り子さん』、『充填のプロ集団』、そして『警備のおじさん』など、他部署との絶妙な連係プレーでの作業になりました!

(撮影:5月下旬)

下の画像は、房づくり前と後のベーリーAの房を比較したものです。

いつもより余計に目を凝らしてみていただければわかるでしょうか?房がハサミでカットされて小さくなっているのが分かるかと思います。

少々わかりにくいですが、ドーンと大きかった房をこのぐらいの大きさに1房1房、丁寧に切りそろえていきます。

気の遠くなる、細かい作業。美味しいワイン・ブドウのためには重要な作業です!

ちなみに、このベーリーAを栽培している上屋敷の畑は4反。

坪で言うと約1,200坪、畳で言うと約2,400畳、6畳のワンルームに換算すると、400部屋分!

おーなるほど・・・。皆さま、1房1房お疲れ様です。

 

次は、ベーリーAの房にカサをかける『かさかけ』作業がスタンバってます。

これも、1房1房の作業となります。気合です。根性です。ものづくりとはこういうものです。

 

そしてもう一つ!

先月末、モンデ酒造に届いたナゾの箱を発見!“100人乗っても大丈夫”なほど頑丈そうなガチの箱が・・・。

しばらくして醸造場に行ってみると、そこに置いてあったのは、ポンプ!!

新品が、「1… 2… 3台」置いてありました。

醸造課では、タンクに貯蔵されたワインなどを移動させるときに、毎日のように使用しています。

実はこのチューブポンプ、“モンデ酒造のワインへのこだわり”の象徴と言っても過言ではない、とっても重要なモノなんです。

このチューブポンプは、体内を循環する血液と同じような仕組みで、液体を移動させることが出来るポンプです。

実は、体内の血液は白血球や赤血球などを壊さないよう、ソフトに運ばれています。つまり!ワインであっても同じく、ゆりかごのようなふんわりした状態でやさしく、運ぶことができるんです。

これは出来上がったワインにとっては、とっても嬉しいこと。

やさしく、やさしくワインを運ぶことができるため、美味しさを逃さず移動することができます。

これがモンデ酒造のこだわり。美味しいワインのため、使用する機械にも妥協はしません!

 

そして、今月はロシアだけでなく、ここ日本・山梨でも“絶対に負けられない戦い”が始まります。

そうです、梅雨です!

今月もブドウ栽培は、お天気とにらめっこしながら進んでいきます。

 

今回も、ブログを読んでくださり、ありがとうございました。

次回も醸造課の最新情報をご紹介したいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます!!

 

醸造課 清水