栽培へのこだわり
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- 1月
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耕運
新しい年の始まり、畑を柔らかく耕し空気を含ませることで、水分の浸透や微生物の活動を促します。
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- 2月
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剪定
一年のうちぶどうが休眠するこの時期に、剪定、刈り込みを行います。今年のぶどうの活力や収量に深く関わる作業です。
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- 3月
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植樹
樹木が芽吹き始める季節に試験場で大事に育てられた若木苗を植樹します。成木は水分を吸い上げ、剪定箇所から涙と呼ばれる養分をこぼします。
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- 4月
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オリ引
寒い冬を過ごしたワインは安定し、樽の底に沈殿(オリ)を生成します。
それを静かにこし取ると、澄んだワインが出来上がります。
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- 5月
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害虫予防
暖かくなりぶどうの木々が花をつけ始めると、ぶどうにとって好ましくない病害虫が発生するため、有機農薬を利用して害虫駆除を行います。
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- 6月
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誘引
ぶどうの房が成長を始める頃、誘引作業が行われます。
ぶどうのつる同士のからみつきを抑えるため、つるをしばりつけてまっすぐ高く成長させます。
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- 7月
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農場管理
半年の天候経過を受け、後半の栽培方針が決定されます。
果実の数量や陽の当て具合を選果や徐葉により調節し、ぶどうの出来を良くします。
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- 8月
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ベレーゾン
黒ぶどうが発色し、赤紫色を帯びてきます。
房は7割程度の大きさにまで成長し、糖度があがって酸度がさがります。
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- 9月
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収穫
ワインのほぼすべてはぶどうによって品質が決まると言われています。
天候、糖度、酸度などを手がかりに、収穫に最適な日を見極めます。
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- 10月
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醸造
ぶどうの個性を最大限に引き出せるよう優しく時間をかけて醸造すると、テロワール(土地ごとに変わるぶどうの特色)がいっそう引き立ちます。
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- 11月
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施肥
多くを実らせた樹々は肥料を与えられます。
動物と同様、冬眠に入る前にお腹いっぱいに栄養を蓄えます。
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- 12月
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貯酒
タンク内で盛んに行われていた発酵も落ち着き、ワインは樽に詰められて静かに眠りにつきます。